Kozuのライフログ

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113番目の元素発見の意義を知る

asahi.com:理化学研究所が新元素発見 名前は「リケニウム」?より。
日本人が、初めて新種の元素を発見した。今のところ、見つけたのは、陽子113個を含む(原子番号113)新元素の原子核1個だけだが、実験を重ねて確実性が認められれば命名権を得る。名前のついた元素はこれまでに110種あるが、初の「日本発」。理化学研究所が28日に発表し、名前の候補は「リケニウム」(理研にちなむ)、「ジャポニウム」などを挙げている。
未来永劫残る名前を決めることができる・・・・なんて名誉なことでしょう。この先、ずーっとその名で呼ばれるのですからねぇ。 ところでこのニュースを別のサイトでも取り上げてました。そこでも同じ内容のニュースなのですが、それに対するコメントを読んで、へぇ~と思ったことがあります。 slashdot.jp:「理研 113番目の元素を発見」というニュースに対する多くのコメントのうち「インパクトは2つかなぁ」という名前で投稿しているferrocyanさんのコメントでは、
113番元素の次、114番元素は、質量数298の同位体が比較的安定な核種になるのではないかという予想が1960年代に出されており、超重元素の島(Superheavy IslandまたはIsland of Stability)と呼ばれているようです。(リリースで言及のあるドイツ重イオン科学研究所のこのページの本文第3段落に記述あり)
とあります。今回のニュースというのは、どうも、この先の114番元素、さらに超重元素へつながる可能性が見えてきたということが大きく取り上げられている理由らしい。ニュースを読んだだけでは、そういった背景はなかなかわかりませんよねぇ。勉強になりました。