Kozuのライフログ

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JR福知山線事故を読む3つのキーワード

痛ましい事故がまた起きてしまった。JR福知山線脱線事故だ。死者は日に日に増えている・・・。(nikkansports.com:脱線事故、死者78人を確認) 事故がおきてからニュースを見ていてこの事故を読む3つのキーワードを選んでみた。
1.JR西日本の体質
ASPニュースではこんな記事をのせている。ASP研究所:ASPニュース№70より。
JR西日本の運転士が今年1月と5月にATS(列車自動停止装置)を勝手に解除し、信号を無視していたことが19日までに分かりました。ATSを解除することはJRの社内規定で禁止されていて、近畿運輸局JR西日本を厳重注意しました。(中略)今回の2人のような運転士がたまたまいたとは考えにくく、JR西日本のマネージメントのどこかに欠陥があるのではないでしょうか。
このほかにもこのニュースでは安全・危機管理のまずい点が露見した事故についてまとめています。信楽事故のあと、改善されているはずなのに、事故が起きる。そんなにも簡単に事故が起きるものなのか。
2.ATSが古い型
ATSについては、Wikipediaの説明が詳しい(ATS)。 今回の線路では、旧式ATSを使用 速度制限の機能なしだったのだ。スピードを抑制する機能が働けば被害を少しでも少なくすることができたかもしれないはずだ。
3.ゲーム脳
ZAKZAK:運転士、異常行動“ゲーム脳”の特徴 より。
高見運転士はこのほか、運転士歴わずか11カ月で3度の処分を受けていたことも判明。「ゲーム脳」とも思える異常行動を繰り返す運転手を乗務させた運行管理に問題があったとして、県警捜査本部は同日、業務上過失致死傷容疑で強制捜査に着手した。(中略) 【ゲーム脳】 テレビゲームに熱中すると、人間の脳波にはβ波が出ない場合がある。この状態になると思考活動が衰え、無気力、感情の爆発など、いわゆる「キレる」状態になるという。また、携帯電話を頻繁に利用する人も「ゲーム脳」になると指摘されている。
私は当然電車の運転をしたことがないわけだが、電車でGOというゲームでなら気分を味わったことがある。そこで感じたのは電車の運転はすごく難しいってことだった。でも、人の命を預かる身として、安全に運転しようと思わないのか?ということがすごく不思議に思えてくる。電車でGOでも時間内に駅に着かなきゃならないが、ゲームとは違う点、つまり本当の人の命を預かっているのだから、”安全第一”を考え、少し手前に止まってしまったあと、少し進むという止まり方だってあるはずなのに・・・・。そしてそういった運転手を乗務させていることも問題なのだ。 電車の事故として多くの人を失ったこの事故。犠牲者の冥福をお祈りいたします。