Kozuのライフログ

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都では、回転扉新設禁止/速度制限の場合も

asahi.com :幼児や高齢者の施設で回転ドア新設禁止 都条例改正へより。
東京都港区の六本木ヒルズ森タワー男児回転ドアに挟まれて死亡した事故を受け、東京都は7日、都建築安全条例を改正し、新しく建設する高齢者や幼児、障害者が利用する施設では回転ドアの設置を禁止する方針を決めた。(中略) このほかの一般施設についても、最大回転速度を秒速65センチ以下とし、病院、診療所などでは同50センチ以下に制限する。六本木ヒルズのドアは秒速約80センチだった。
この回転速度という言葉。みなさん、ピンと来ますでしょうか?結論は、回転している扉の最も外周のところでの速度のようです。回転している場合は、角速度という言い方をしたりしますが、そうではないようですね。 ちなみに、国土交通省のHPにある重傷事故発生時の回転速度(PDFファイルです。)によると、重傷事故が発生した回転扉の物件の中で最も速い速度だったのは、秒速110センチの住友ビルディング。 一方で、この資料の中で「不詳」というデータを除くと秒速51センチが最も遅い回転扉だったようです。そこで思ったこと。
秒速50センチで作った回転扉が安全なのかどうか
そして、安全に関することは速度だけではありませんよね。
まだまだ、自動ドア以上の特別の注意が必要なのではないでしょうか。
参考)「第3回 自動回転ドアの事故防止対策に関する検討会の資料について」経済産業省住宅局建築指導課/建築物防災対策室 発行 H16.6.8)には本件に関する興味深い資料があります。たとえば、各物件の回転扉で、重傷・軽傷含めどれだけの事故がおきているかなんてのも書いてありました。予想以上に多くの事故がおきていたのですね。