Kozuのライフログ

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回転扉のその後~死ぬ前に考えよう

以前、回転扉と包丁で取り上げた回転扉の事故の件。その後のニュースを調べました。 Yahoo!社会ニュース:自動回転扉47台を撤去へ 森ビル、六本木ヒルズで(2004.07.03)より。
 東京・六本木ヒルズで今年3月、大阪府吹田市の溝川涼ちゃん(6つ)が自動回転扉に挟まれ死亡した事故に絡み、運営する森ビル(東京都港区)は2日までに、六本木ヒルズにある回転扉47台を撤去することを正式に決めた。  六本木ヒルズには大型自動回転扉9台と小型の回転扉40台の計49台がある。残る2台の小型回転扉についても、森ビルは「撤去の方向で検討が進んでいる」としている。
Yahoo!社会ニュース:建築物の事故対策委設置 国交省が05年度に(2004.07.27)より。
国土交通省は27日、回転扉や防火シャッター、エレベーターに人が挟まれる事故など建築物に関係した事故情報を迅速に収集する体制を整備し、再発防止策などを検討する建築物事故対策委員会(仮称)を設置する方針を固めた。委員会は、鉄道や航空事故の原因を探る事故調査委員会と同様の役割を担う。
Yahoo!大阪ニュース:自動ドアなど設備事故 報告義務化や改善勧告--全国初、府が条例を制定へ /大阪(2004.08.10)より。
府は9日、エレベーターや自動ドアなど、建物に設置されている自動設備で事故が起きた際、事故報告を義務づけ、府が事故情報を公開したり、改善を勧告できる条例を制定する方針を固めた。全国初の試みで、今年度中の制定を目指す。【粟飯原浩】
Yahoo!社会ニュース:六本木ヒルズ回転ドア事故 「コスト優先…人災」 死亡児童の父親が会見(2004.08.12)より。
安全管理姿勢批判 国に法整備求める  東京都港区の「六本木ヒルズ」で三月、大阪府吹田市の溝川涼君=当時(六つ)=が自動回転ドアに挟まれて死亡した事故から四カ月余り。父親の光一さん(四〇)が十一日、同市内で事故後初めて記者会見し、「事故は効率やコストを優先した結果の人災」「なぜ誰かが悲惨な犠牲を払うまで動こうとしなかったのか。悔やまれてならない」などと心境を語った。「悲しくて、苦しくて、毎日泣いているんだよ」。母親(三八)は涼君にあてた手紙を公表した。 (中略)手記の中で光一さんは、全国で多発する回転ドアでの重傷事故を例に挙げ、「事故情報に注意を払わず、原因究明を怠ったばかりか、事故防止のコスト負担を嫌い、安全に関する厳しい姿勢を欠いていた」と、ビルを管理する森ビルやドアの販売元の三和タジマの対応を厳しく批判。事故の実態を把握していなかった国など行政側も「メーカー任せで何の施策も実施しなかった」などと批判し、自動回転ドアに関する法整備を求めた。
なぜ、死なないと法整備しないのか・・・・。それは、普段から感じている「なぜ、死なないと信号がつかないのか」と似ているところがある。人が死ななければ動かないというのはおかしいです。 遅さに見かねた自治体は条例を作り出していますね。お子さんをなくした父親の叫びを何度も読んで何かを感じてそして動かなければいけないと思います。そう、みんな死ぬ前に考えなきゃいけないのです。 似たような話で思うこと。 軽自動車は車庫証明というものがなく、指定された地域のみ届出の義務付けがあるだけなのです。 しかし・・・・・・道路に駐車されていて、及ぼす影響と言うのは同じ。(でも、軽自動車は車庫証明というものがないから駐車してもいいんだと、誤解している人がいる。)軽自動車が駐車していても、自動車が駐車していても車はそれを避けて通行するでしょう。道路幅が広ければ、駐車車両を避けながら対向車とすれちがったりすることがあります。現に自分の住んでいる近くではそういう車両を見かけます。運転者のみなさん、そのとき、すれ違うために車両が路側帯にはみ出たとしましょう。
道路に面している家の子供が家から歩いて路側帯に出てきたら、あなたは避けられますか?
人が死ななければ改善しないというのは、いけませんね。
死ぬ前に考えよう。
人を死なせてから気づいていてはだめですよ。行政ではないのですから。