Kozuのライフログ

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万博は誰のために開く?

私は愛・地球博の前売り券を買っていますが、気になるニュースが流れていたのでご紹介と少しばかり思ったことを・・・。 nikkansports.com:「愛知万博予約HPにアクセス殺到」より。
2005年日本国際博覧会愛知万博)の公式ホームページに1日、パビリオンなどの観覧予約を求めるアクセスが殺到し、パソコン、携帯電話とも入力画面にほとんどつながらない状態が同日夜まで続いた。
そして、同じニュースサイトから・・・・。 nikkansports.com:「愛知万博【サツキとメイの家】37日分満杯」より。
愛知万博に出展される人気アニメ「となりのトトロ」の主人公の家を再現した「サツキとメイの家」の3、4月分入館予約が1日始まり、午前10時の開始から約4時間40分ですべて埋まる大盛況となった。  他のパビリオンと異なり完全予約制のため、開幕から2カ月は一般客が入館できない事態となり、知らずに訪れた多くの親子連れの落胆を招きそうだ。
万博のパビリオンの予約は、どういった方法があるのかというと、万博のHPの予約情報に書いてあるだろうから、 インターネットでアクセスしてみた。そうしたらこう書いてあった。
ただいま観覧予約が大変混みあっており、つながりにくい状況となっております。しばらくたってからもう一度アクセスしてください。
ということで、インターネットで正確な情報収集はできなかったが、HPで予約受付だ。 一方、「サツキとメイの家」は、ローソンの端末と電話によるものだという。(先ほどのニュースに書いてあった。) これらのニュースを見て思ったこと・・・。 万博は誰に見てもらうために開くのだろう。当然、VIPには特別に見られるようなルートがあるのだろう。 事前にガイドブックを買って、新聞記事もしっかり見て、そしてHPで予約をしないとパビリオンは見られないなんて・・・。「サツキとメイの家」なんか、子育てで忙しい親が、休日だから子供たちのためにと連れて行っても絶対見られない!!(事前予約システムを知って、予約に時間を割かなければ当面見ることはだめだろう。) 高齢化社会といわれて久しいが、高齢者にとってこのパビリオン予約システムは
「高齢者パビリオン観覧拒否システム」
といえるだろう。(いいや、今の時代、HPで入力するぐらいできる人ばかりですよ、とは言わせない。そうであれば、とっくに郵便や新聞という文化が消え去っているはず。) これから、時間が経てば経つほどこの「インターネット弱者」や「毎日忙しくて予約システムがあることすら知りえない人」に対する配慮のなさが、問題視されるだろうが、「立派な地方博= 愛地球博by 堺屋太一」(matimura様のMatimulogより)にもあるように、立派な地方博程度で終わるのならば、そう問題にならないだろう。願わくば、問題視する世論が高まるほど、愛・地球博が盛況となることを祈るばかりである。